2006/05/25(木)雷
会社から、電車に乗って30km離れた自宅へ帰る道中ずっと光っているような状況だったので、相当広範囲を雷雲が覆っていたのでしょう。
子供の頃は本当に雷が嫌いで、嵐の夜は文字通り布団に包まって丸くなり、耳を塞いでいるような感じだったのだけど、今は割と好き。
というのも、以前オーディオ評論家の長岡鉄男が「スピーカーの再生音など、生の雷鳴に比べたら大した事がない」みたいな事を言っていて、なるほどと思ったのがきっかけで。
確かに、大地を轟かし腹に響く程の重低音でありながら、軽やかなスピード感とすーっと染み入るように拡散する雷鳴の音の広がりには、一聴の価値がある。
音量が大きいだけの音ならライブの会場などで幾らでも聞くことができるけれど、ウーファーから鳴るもやもやとして締まりの無い鈍重な低音とは、明らかに"質"が違う。
これこそが、"生"の迫力と言う事か…
それ以来、積極的に雷を楽しめるようになったという訳です。こんなに"凄い"音が、タダで聞けるのだから。
視点を変えると物の考え方もガラリと変わるという訳で、固定観念になんて縛られていたら、人生損しちゃいますよね(´▽`)